T-STYLEです!
キャンプでの一番の敵!あなたは何だと思いますか??
T-STYLE的には…
風です!
![](https://www.t-style-outdoor.com/wp-content/uploads/2020/04/toby-wong-fTtvCvU89_M-unsplash.jpg)
雨や雪・気温などであれば、ある程度天気予報で予測がつきます。
虫も大敵ですが、これもフィールド選びや季節によりますよね。
しかし、風は天気予報上弱くても標高や周りの環境によって変わります。
さらに、大したことのない風でも設営後に風向きが変わるだけで
なかなかの不便さに見舞われますね。
今日はそんな大敵風についてのお話です!
風で起きるトラブル
まずは風で起こり得るトラブルについてざっくりと箇所別に分けて見ていきましょう!
この危険性を把握した上で、後の対策法へと進んでいきます。
テント
![](https://www.t-style-outdoor.com/wp-content/uploads/2020/04/michael-guite-1o41Wy3Z3kc-unsplash-1.jpg)
基本的にテントは幕をドーム状に広げて居住空間を確保するキャンプギアですよね。
しかし、風が側面や背面から当たってしまうと
風圧で幕が押しつぶされて居住空間が半減してしまいます。
また、幕が風によって始終、バサバサと音が立つ状態
というのも落ち着けない空間となってしまいます。
タープ
![](https://www.t-style-outdoor.com/wp-content/uploads/2020/04/IMG_7181.jpg)
地面にペグを打ちポールとロープで固定を行い
日よけや雨除けの役割をするのがタープです。
しかし風が強ければ固定したペグは抜けてしまいます。
タープが崩壊すれば下にあった設営箇所はめちゃくちゃになり
抜けたペグが人や車に飛んでいってしまうこともあり得ます。
焚き火
![](https://www.t-style-outdoor.com/wp-content/uploads/2020/04/DSCF1929.jpg)
風が強いと火を熾すのも一苦労ですが
熾した後にも弊害が起きます。
煙や灰は風下へ向かうため
設営の位置によっては、あなたやテントの方へ向かってきます。
自分だけならまだしもフィールドによっては風下のすぐ近くに
他人のサイトが位置する場合もあります。
また、着火の際に紙やダンボールなど軽いものを使うと
火がついたまま風に流される危険性もあります。
パッと思いつくだけでもこんなにも危険性がありますね。
他にも、食卓の上のコップや皿が飛んでしまったり
ペットボトルなど軽くて固いものが飛ぶ恐れがあります。
続いてこのような事態を避けるには
どのような対策が有効か見ていきましょう!
風の被害を防ぐには
まず前提として、風が強すぎるキャンプではタープや焚き火を諦めた方が安全です。経験やテクニックにもよりますがT-STYLEは風速7m前後を基準としています。
そのため、以下の対策は風速がそれ以下で注意すれば実行可能だと判断した際の対策となります。
テント
![](https://www.t-style-outdoor.com/wp-content/uploads/2020/04/IMG_4614.jpg)
前述したように背面や側面から風が当たると
風圧で潰れてしまうため、風上に入口がくるのがベストです。
テント内に風が入り込み風圧で膨らむように設置しましょう。
風圧で押される分、ペグダウンは強力に行い
ガイロープもしっかりと固定しましょう。
タープ
タープは基本的に高ければ高いほど風の影響を受けやすくなります。オープンタープと呼ばれる張り方は特に風を受けやすいので注意しましょう。
※オープンタープ見本
![](https://www.t-style-outdoor.com/wp-content/uploads/2020/04/51l9ka3cML._AC_SL1200_.jpg)
参考:Amazon
張る場合には低く、風上を下げた張り方がおすすめです。
しかし、この場合も幕で風を受けることになり居住空間としては狭くなるので
タープの下に入るというよりはタープによってできる影を利用しましょう!
焚き火(火元)
まず小さな火では立ち消えてしまうので初めからある程度大きな炎にする必要があります。
そのため着火はファイヤースターターなどの小さな火を育てる方式のものよりも
文化たきつけなどの着火剤を使うのがおすすめです。
焚き火台の形状としては風防になる部分のあるギアを使ったり
ファイヤーサークルや焚き火用陣幕を使うのも良いですね。
また、軽くなった灰や火種が飛んでしまわないように新しい薪で封じる
万が一、飛んだ先に可燃性のものや溶けるものがないかも確認しておきましょう。
風向きと設営の位置
煙や灰の話や経験則で気づいたかもしれませんが焚き火の風下にテントや食事場所を用意してしまうと
煙を浴びて灰まみれという悲惨なことになってしまいますよね。
テントなどの居住空間は焚き火より風上に置きましょう。
オートサイトでは車を活用!
車をサイト横に置けるオートサイトなら車を風除けにするのも有効です!
![](https://www.t-style-outdoor.com/wp-content/uploads/2020/04/photo-1567018265154-78811ad63787.jpeg)
風が弱い場合でも、車を風下にすると
焚き火が終わる頃には灰まみれになるので
基本的には風上に車を停めるのがおすすめですね。
上記では焚き火での火元について記述しましたが
アルコールバーナーや固形燃料など焚き火以外の火元を使う場合には
風防(ウィンドスクリーン)が有効です。
ここではいくつかの風防を紹介しておきます。
おすすめの風防
まとめ
フィールドの状況にもよるため天気予報だけでは推し量れない風!これはキャンプに様々な弊害をもたらすので
風下に置くものと風上に置くものを把握しておくことで
風を味方につけることができます。
上で書いた以外にも、テントやタープの設営は風上から行う
ストーブや暖房器具は風上に置き暖かい空気がサイトに流れるようにするなど
様々なコツがあります。
風を制することができればキャンプへの余裕が生まれ
より充実したキャンプライフを楽しむことができますね!
![](https://www.t-style-outdoor.com/wp-content/uploads/2018/06/新アイコン0530.png)
スキルアップを図る事が出来ます!
他人事として聞くのではなく自分ならどうするかを考えてみることで
まだ経験していないことにも対応できるようになります!